プロジェクトを作成する
cocos2dxの初期設定2回目です。
前回の記事:cocos2dxをダウンロードする
先ほど、ダウンロードしたcocos2dxを利用して、プロジェクトを作成します。
プロジェクトの作成の流れは以下の通りです。
- Android用のパスの設定
- cocos2dxのプロジェクトの設定
この作業には「ターミナル」を利用します。
ターミナルを立ち上げます
cocos2d-xをインストールするには、まずはターミナルを立ち上げる必要があります。まずはFinderの[アプリケーション]を開いてください。
ユーティリティというフォルダがあります。これを開いてください。
この中に[ターミナル]があります。
これを立ち上げましょう!
Android用のパスの設定
Android用に、[NDK_ROOT]や[ANDROID_SDK_ROOT]、[ANT_ROOT]の設定を行います。iOSのみで利用する場合には、この設定は必要ありません。
ディレクトリ(階層)の移動
先ほどダウンロードをしてcocos2dxのディレクトリへ移動します。//cocos2dxのフォルダがあるディレクトリ(階層)に移動します。 $ cd cocos2d-x-3.1.1
setup.pyの実行
cocos2dxフォルダ内にある[setup.py]を実行します。$ ./setup.py
[NDK_ROOT]や[ANDROID_SDK_ROOT]、[ANT_ROOT]の設定
もし、[NDK_ROOT]、[ANDROID_SDK_ROOT]、[ANT_ROOT]のパスが指定されていない場合は、パスが設定しましょう。例、ダウンロードをしたandroid-ndkのパスを入力して下さい
//android.ndk (usernameにはあなたのユーザー名を入れて下さい) -> Looking for NDK_ROOT envrironment variable... NOT FOUND Please enter its path (or press Enter to skip):/Users/username/android-ndk-r9d
例2、ダウンロードをしたandroid-sdkのパスを入力して下さい
//android.sdk (usernameにはあなたのユーザー名を入れて下さい) -> Looking for ANDROID_SDK_ROOT envrironment variable... NOT FOUND Please enter its path (or press Enter to skip):/Users/albatrus/Desktop/cocos2dtest/adt-bundle-mac-x86_64-20140321/sdk
全てのパスが設定できたら,[.bash_profile]を実行します。
//このように聞いてくるので Please execute command: "source /Users/username/.bash_profile" to make added system variables take effect //このように入力します。(usernameにはあなたのユーザー名を入れて下さい) $source /Users/username/.bash_profile
cocos2dxのプロジェクトの設定
プロジェクトは下記のようにcocosコマンドを利用します。$cocos new NewGame -p jp.cocos2dx.newgame -l cpp -d ~
それぞれの意味は以下のようになります。
- new : newの後ろがプロジェクト名になります。上記ではNewGameがプロジェクト名です。
- -p : -pの後ろがパッケージ名になります。アプリを公開する際に重要になります。
- -l : -lの後ろが開発言語になります。C++はcppです。
- -d : -dの後ろにプロジェクトのパスを設定できます。
これでcocos2dxのプロジェクトの作成は完了です。
次:Xcodeでビルドをする。
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更新履歴
- 2015年1月29日 : Jniを利用する
- 2015年1月27日 : デバックのための、ログの利用
- 2015年1月24日 : Android – 新規ファイルの追加と保存場所
- 2014年6月13日 : OSを判別する
- 2014年6月13日 : 効果音を再生する